プンタ・ジラディリからの眺め

イタリアサルデーニャ島トレッキング サルデーニャでトレッキング

バウネイの町を過ぎ急なカーブをいくつか登って、未舗装道路に入ると一面、石灰岩の真っ白な岩々に取り囲まれます。乾燥した未舗装道路脇に車を停めて緩やかな坂道を登り始めると、牛や子豚、ヤギなどが石灰岩の間に僅かに生えた草などを食んでいます。この辺りは、石灰岩質の土地。

イタリアサルディーニャ島ハイキング バウネイ オリアストラ

ゴツゴツとしたとがった石灰岩の岩を歩くのは、結構大変です。また岩と岩の間に深い溝があるところも多いため、間違えて足を踏み外さないように、集中力を保ちながら歩く必要があります。難しい箇所は、写真を撮る余裕もありませんでした。

セルヴァッジョブルー トレッキング プンタロンガ バウネイ オリアストラ地方

でも、プンタ・ジラディリ Punta Giradili から、ぺドラ・ロンガ Pedra Longa とその周囲の水色の海を見たときの感動と言ったら。。。のどがカラカラだったのにも関わらず、自然の驚異のあまりの美しさに、かなり長い時間、732メートルの高さからの眺めを楽しみました。

ぺドラ・ロンガ(128m)は、プンタ・ゴロリッツェとともに、サルデーニャ島東部オリアストラ地方バウネイ近くの自然の尖塔。遠くからも目立つ石灰岩の尖塔は、昔、船乗りたちから、針やオリベスクを意味するアグリア Aguglia または、アグリアストラ Agugliastra と呼ばれており、それがオリアストラ Ogliastra 地方の名前の由来となったという説があります。

サルデーニャ島トレッキング

黄色いエウフォルビアがたくさん咲いていましたが、エウフォルビアは毒性を持つ植物なので触れないように。

エウフォルビア
エウフォルビア

帰りは、また、来た道を戻りました。例年の4月と違って、今年の春は、4月上旬としては異様な暑さ。ふつうの4月だったら、どんよりとした冬が終わってやわらかい春の日差しを浴びるのが嬉しい季節なのに、帽子をかぶっていなかったら、頭が痛くなってしまうのではないかというくらい。この日は最高気温が28度もありました。ほとんど、日陰のないコースで、日陰を見つけると、とにかく一休み。17時を過ぎてもまだまだ暑く、やっと車を停めた場所に戻った時に、今、1本100ユーロのワインと冷たいお水を選ばなくちゃならなかったら、どっちを選ぶ?とトレッキング仲間の一人が言ったら、みんな「冷たい水!」と答えていました。私も然りでした。

エリクリーゾ サルデーニャの香り

標高700メートル地点にも、大好きなサルデーニャの香りのエリクリーソが生えていました。

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