イタリア・サルデーニャ島でのトレッキングの様子です。サルデーニャ島北東部の町、オルビアから車で30分ほどのところにある小さな村、パドゥルからさらに10分ほどの湧き水ポイントから出発。一歩、山のなかへ入るとエリクリーソの香りに包まれる。今回のトレッキングの難易度はEE(Escursionisti Esperti)、つまり上級者向けであったため、最後の1時間くらいは膝がガクガクでしたが、花崗岩の様々な形状、そして、海抜900メートルから、タヴォラーラ島やサンテオドーロのビーチを見下ろす絶景のハイキングでした。脳の深い部分を刺激されるような、目に焼き付けたい景色が次から次へと現れました。
木炭は1900年代の初めまで重要な燃料で、サルデーニャの木炭は、イタリア本土に運ばれていました。
その木炭をつくるために木を燃やしていた小さな広場状のもの aia carbonile(サルデーニャの方言のサルド語では、 Sas Cheas)がいくつかのこされています。私たちが歩いたセンティエーロも、もともとは、木炭をつくった人々が切り開いた道。
パドゥルの村のなかには、いくつかムラ―レスと呼ばれる壁画があります。こちらのムラ―レスには花崗岩のタフォーニが描かれています。