サルデーニャの2021年クリスマスのコロナ状況

ワクチン3回目 イタリア・サルデーニャ島

今年のイタリア・サルデーニャ島のクリスマス、年末年始は、昨年のようなロックダウンや夜間外出禁止令はなく、一見ふつうのクリスマスのようなのですが、感染者数は増えています。そしてクリスマス直前のイタリア政府の閣議決定により、大晦日恒例の広場での野外コンサートやフェスタは禁止となりました。この措置により、アルゲーロで予定されていたジューシー・フェレーリの大晦日のコンサートも中止。

また、この措置には、イタリア全土で屋外でもマスク着用義務や、スーパーグリーンパスの有効期限がワクチン接種サイクル完了の日から9か月有効から6か月有効に短縮(2022年2月1日から)、バスや地下鉄などに乗る場合やスポーツイベント、映画館などでは、医療用マスクではだめで、FFP2マスクの着用義務などももりこまれました。

スーパーグリーンパスとは、ワクチン接種済の人および、コロナに罹り治癒した人が受け取ることができる証明。QRコードで読み取ることができる。ふつうのグリーンパスは、PCR検査などの陰性証明により、48時間または72時間有効の証明。

さらに、イタリア政府は来年の1月10日から3回目のワクチン接種を5か月後から4か月後にするなど、ロックダウンをせずにできることを模索しているように思います。

2回のファイザーワクチンを接種したのにコロナに罹ってしまった友人もいるので、先日あわてて筆者も3回目を接種してきました。オンラインでのワクチン接種予約は比較的スムーズで、翌日などすぐの予約もできました。ワクチン3回目の副反応は、接種2時間後くらいに軽い吐き気、そして接種6時間後から翌々日まで接種部分の痛みと、2回目の接種時よりも軽かったです。1回目と2回目はファイザー、3回目はモデルナを接種しました。どのワクチンを受けるかの選択はできませんでした。

サルデーニャ島の地方紙のラ・ヌーヴァ・サルデーニャ紙の記事に2021年のクリスマスと2020年のクリスマスではサルデーニャでは変わったのか?という記事がありました。2021年のクリスマスの新規感染者数は468人、亡くなった方はいない。入院患者数は132人、集中治療室には11人が入院している。2020年12月25日の新規感染者は409人、亡くなった方は3人。入院患者数は484人で、43人が集中治療室に入院していた。入院患者数でみると、2021年のクリスマスは2020年と比較して3分の1以下となっている。

サルデーニャ島でのワクチン接種は2020年12月26日に始まったため、2020年のクリスマスにはサルデーニャ島では、まだワクチンの接種は始まっていませんでした。そして、ロックダウンや夜間外出禁止令やクリスマスの昼食会などに対して制限がありました。今年のクリスマスは、2020年と比較すると、ほぼ自由。現在のサルデーニャ州のワクチン接種率は、サルデーニャ州の人口に対して79.2%とイタリアの平均の78%よりも高い。また、5才から11才を対象としたワクチンの接種も12月16日から始まっている。イタリアではクリスマスから1月6日のベファーナの祝日まで、友人や親戚と会ったり食事をする機会が多いため、感染拡大が起こらないことを願うばかりです。

タイトルとURLをコピーしました