イタリアワイン輸入会社様のアテンド、通訳、一部アレンジをさせて頂きました。
サルデーニャのワインはどんどん進化していっていると感じた5日間。 その中のいくつかのワイナリーをご紹介していきたいと思っております。
まずは、レッダ Ledda。
Ledda のワインを初めて飲んだのは、1年半前の夏の終わり。
コスタズメラルダにある有名なビーチの一つ、リッシャルイヤ Liscia Ruja にあるレストラン White Beach Club のオーナー、マッシミリアーノが、もうそろそろシーズンも終わるし、Sawako はワインのことよく知っているからと、おみやげに Azzesu を1本くれたことによる。
マッシミリアーノのレストランは、ポルトチェルボの5つ星ホテルの宿泊客やヨットで来るお金持ちを主な客層とする。マッシミリアーノからの説明は、お客様の一人が、バカンス中に毎日レストランにくるたびに、必ず Arresu を注文するという説明のみ。
意外にもそういう人やVipはいるらしい。マドンナが映画撮影のために、サルデーニャのス・ゴロゴーネ Su Gologone に滞在していた時は、カンティーナ・オリエーナ Cantina Oliena のカンノナウ Corrasi をMy Wine と呼んで食事の際は、いつもCorrasi を頼んだという。
マッシミリアーノとの会話以外に、何の前知識も持たず、飲んみたところ、その力強さ、複雑さ、余韻の長さにとても驚いたことをよく記憶している。
記憶に残るワインというのは、そんなに多くはない。
もらったAzzesu を作るLedda はまだ、若いワイナリーなので、そのカンティーナのことを知らなかったため、飲んだ後に調べてみると、Azzesu は、サルデーニャでは唯一の火山質土壌で栽培されるヴェルメンティーノ、まだ、カンティーナを創設して10年もたっていないのに、ガンベロロッソでトレビッキエーリを受賞という快挙を成し遂げたという。
レッダは、3つの畑を所有する。
一番最初に訪れたのは、サルデーニャ島北東部ガッルーラ地方のカンニジョーネ Cannigione にある テヌータ・マテーウ Tenuta Matteu という畑。
カンニジョーネの町を通り過ぎ、細い道をぐんぐん上っていくと、グラニート(花崗岩)の岩々が見え、畑へ行く途中の道で思わず写真をとりたくなるような景色に圧倒される。
サルデーニャの海を臨み、グラニート(花崗岩)の山の麓にあるという、夢のような場所にある畑だ。
次に訪れたのは、Ledda の本拠地、ボナンナロ Bonannaro にある テヌータ・デル・ヴルカーノ・ぺラオ Tenuta del Vulcano Pelao とテヌータ・モンテ・サントゥTenuta Monte Santu。カンニジョーネからボナンナロは100km以上離れているため、途中昼食休憩時に、オーナーのアンドレア・レッダ氏と合流。