Autunno in Barbagia – Sorgono

コルテスアペルタス サルデーニャの祭り、イベント

サルデーニャ島内陸部のバルバージャ地方では、毎年、9月から12月にかけて、アウトゥンノ・イン・バルバージャ(秋のバルバージャ)、通称、コルテス・アペルタス Cortes Apertas というイベントが催される。
始まりは、1996年で、当初は、観光客の来ない秋に、村おこし的な要素で始まったのだが、もうすっかり秋の風物詩として定着しており、サルデーニャ中から、小さな村々に人々が押し寄せる。
貸し切りバスなどで、グループで来る人も多い。

今年は、30のパエーゼ(町や村)で行われており、毎週末、どこかの町や村で、コルテスが行われている。
コルテスは、庭、アペルタスは、開けるという意味で、普段は閉ざされている家を訪れる人々に開けて、それぞれの村々に伝わる昔ながらの生活様式を見せたり、手作りのお菓子やワインを振舞うというのがはじまりだった。
だんだんと規模が大きくなり、商業的になってきてはいるが、それでも、サルデーニャの真髄ともいえる内陸部の生活を垣間見ることができるのは、興味深い。

バルバージャ地方とひとくくりにしても、それぞれの町や村ごとに、特色があり、産物や文化、さらには住民の性格までも違う。
なかなか、行くことのない、小さな村を訪れる良い機会ともなる。

そのなかでも、ソルゴノ Sorgono という町のコルテスは、ワインを主要なテーマとしていて、コルテス開催期間中、Wine and Sardinia というイベントも開催され、ワイン仲間と行こう、ということになった。

バルバージャ地方は、サルデーニャのなかでも標高が高いところにあり、ソルゴノも標高700メートルに位置する。
そのため、かなり寒い場合もあるので、みんな上着を持っていったのだが、今年のサルデーニャの秋は、あたたかく天気の良い日が続き、この日も半袖で良いくらいだった。

バルバージャ

国道131号を下り、ゆるらかなカーブの続く道は、ブドウ畑が赤い色に染まり、美しい秋の景色が続く。

コルテス アペルタス

私たちの目的は、もちろん、Wine and Sardinia。
すきっ腹でワインを飲むわけにはいかないから、まずは、パニーニで腹ごしらえ。ポルチーニのパニーニには、ポルチーニのフリット(揚げたもの)が入っていて美味だったけど、日曜日だったせいかパンがいまひとつ。

コルテス アペルタス

10ユーロの入場料を払うと、腕にテープを巻きつけられ、グラスをもらう。
思ったより小さいテントのなかには、およそ20のサルデーニャのワイナリーが出展していたが、
1日で試飲するのには、ちょうどよいワイナリーの数である。

知っているワイナリーのワインは割愛しながら、まずは白、そして、赤と回っていった。
私たちが行った時間は昼時で、人も少なく、じっくりワイナリーの人の話を聞くことができたけど、ワイナリー側からみたら、結構強烈なお客さんだっただろうと思う。
まずは、ワインの説明をしてもらう。そして、ワインを試飲し、おいしければ、おいしいと感嘆し、その逆だと、みんな顔に出てしまう。
どんなに上手なマーケティングをして、良いイメージを作り出しても、やはり、ボトルの中身が肝心だ。

Fradiles

やはり、この地のワインを味わいたい。
ソルゴノがあるのは、マンドロリサイ Mandrolisai という地域。
マンドロリサイでは、この地名と同じ名をもつ、マンドロリサイDOC Mandrolisai DOC ワインが生産される。
マンドロリサイDOCは、ボヴァレ・サルド Bovale Sardo、カンノナウ Cannonau、モニカ Monica のいずれもサルデーニャの土着品種の3種類のブドウから作られる。

マンドロリサイ

今回、最も印象に残ったのは、ソルゴノの隣町、アッツァーラ Atzara のフラディレス Fradiles というワイナリー。
そのなかでも、イステントゥ Istentu は、すばらしい。凝縮した果実味、長い余韻。穏やかでありながらパワフル。
ソムリエの友人ともうなずき合う。
生産者に、私が、日本人の公認ガイドであることを話すと、数年前に日本のテレビ(BS日テレの「小さな村の物語)
にでたことがあるよ。というではないですか!
私は残念ながら番組を見ていないのですが、その話を聞いて家に帰ってから、こちら(テレコムスタッフブログ)を見ました。

それから、昨年のベンヴェヌート・ヴェルメンティーノ Benvenuto Vermentino で試飲して、
強く印象に残ったヴェルメンティーノを作る生産者、ビンザマンナ Binzamannnaの
サルデーニャ北西部の一部の地域でしか栽培されていない、カニュラーリ Cagnulariから作られる
赤ワイン、サス・ピーラス Sas Pirasもエレガントな味わい。

カニュラーリ

昔のワイン作りの様子を再現。

サルデーニャ

広場では、サルデーニャの伝統ダンスを地元の人と一緒に踊ることもできる。

サルディニア

昔ながらの秤で、地元の栗を売っている。1キロ、2,50ユーロはお買い得!

サルデーニャ

帰り道のサルデーニャ島内陸部の秋のバルバージャ地方の風景。

サルデーニャ

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