サルティリア

サルティリア サルデーニャの祭り、イベント

サルデーニャには、町、村ごとに特色のあるカーニバルがありますが、そのなかで、最も華やかなものは、サルデーニャ中西部の町、オリスターノのサルティリア Sartiglia

sartiglia

伝統的な衣装を纏い、仮面をつけた騎士が、飾りを付けた馬に乗り、ドゥオモ通りに緑色のテープにつるされた星を剣で取る。

サルティリアの起源は、15世紀にさかのぼると言われています。また、1546年にサルティリアが行われたという記録も残っています。

サルデーニャのカーニバルは、1月17日の聖アントニオの日に始まりますが、通常カーニバルの期間というと、ジョヴェディ・グラッソ giovedì grasso と呼ばれる木曜日から、その翌週のマルテディ・グラッソ martedì grasso とよばれる火曜日までの6日間を指す。

サルティリア

サルティリアは、毎年、マルテディ・グラッソ martedì grasso の火曜日とその前の日曜日に行われます。
復活祭の日をもとにカーニバルの日にちが決まるため、期間は毎年かわり、3月の初めにカーニバルとなる年もある。
日曜日は、農民のギルド、火曜日は、家具職人のギルドが主催して、サルティリアがおこなわれます。

sartiglia

火曜日は、祝日ではないので、仕事がある人が多いため、人出は日曜日の方が多い。マルテディ・グラッソの火曜日は、学校は休みにする学校もあるし、休みにしない場合もあり、学校や町によって様々。
今年の冬は、1月にはサルデーニャの山間部では大雪となるほど寒い日もあったが、2月は打って変わって、とても穏やかな日が続いた。

sartiglia
カーニバルの期間は、たいてい、1年のうちでもっとも寒い季節となるので、カーニバルも見るのは、寒さとの我慢大会となってしまうこともあるけれども、今年は春のような陽気で、お天気にも恵まれた。

サルディーニャ

サルティリアの見どころは、疾走する馬上から騎士が星を取るだけではありません。
伝統衣装を身に着けた人々のパレード、華やかな騎手たちの衣装、独特の仮面、ラッパ隊と太鼓隊。

サルティリア
オリスターノの町がサルティリア一色に染まり、独特の雰囲気を醸し出す。

サルティリア

サルティリアの主役は、コンポニドーリ Componidori と呼ばれる騎手。シルクハットをかぶっているのが目印。120人の騎手の中から、選ばれる。

コンポニドーリ

コンポニドーリ Componidori の名前の由来は、レースを指揮する、導くという意味を持つカタロニア語に由来する。また、Pippia de maiu と呼ばれるスミレの花束から作られた杖状のものを持っていて、観衆に祝福を与える。コンポニドーリは、着服の儀式 vestizione で仮面をつけてから、衣装を取る儀式 svestizione まで、仮面をとることはできない。仮面をつけることは、人間がコンポニドーリへと姿を変えることを意味する。

オリスターノは、サルデーニャの独特のワイン、ヴェルナッチャ・ディ・オリスターノの町。
サルティリアと、ヴェルナッチャは切り離すことができない。

vernaccia di oristano

エンツォ・ビオンディ氏の本、ヴェルナッチャ・ディ・オリスターノ “Vernaccia di Oristano” Enzo Biondi には、「ヴェルナッチャがなければサルティリアではない。」
とまで書かれている。

ヴェルナッチャディオリスターノ

ラッパを吹くトロンベッティエーリ trombettieri に、ヴェルナッチャを振舞うおじさん。
ヴェルナッチャを飲みつつ、ラッパを吹く。

サルティリア

騎手の中には、女性もいる。女性の騎手が登場すると観衆の拍手は大きなものとなる。
騎手が星をとると、大きな拍手とともに、ヴェルナッチャのコップを掲げる人も。

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カーニバルの料理は、これも町や村ごとに違うが、脂身を多く含んだ豚肉のこってりした煮込み料理が主流。
そして、カーニバルのお菓子は、フリテッレやジッポラと呼ばれる、ドーナッツ状の揚げ菓子。

カーニバルのお菓子
とにかく、高カロリーなものばかり。
カーニバルは、イタリア語では、カルネヴァーレ Carnevale といい、カルネ Carne(肉) ヴァーレ vale(さようなら)の意味があり、カーニバルのあとは、復活祭まで節食の期間。
ドンチャン騒ぎのカーニバルのあとは、四旬節が始まり、多くのカトリックの人々は、金曜日にはお肉を食べず、すごーく敬虔なカトリックの人になると、40日間、お肉を食べないという人も聞いたことがある。
カーニバルで羽目を外し、暴飲暴食の後は、復活祭までは、一応、イタリア人のダイエット期間となる。

サルティリア

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