エノガストロノミア エデュケーショナルツアー

stazzo アグリツーリズモ

エデュケーショナルツアーなるものに、初めて招待して頂いた。プレス関係者対象の1日ツアーで、メールを受け取ったときは、ちょっとびっくりした。

午前中は、アグリツーリズモ、ル・ブラーヌ Lu Branu にて、ミニ料理教室、サルデーニャの定番パスタ、マロレッドゥス malloreddus (または、粉だけのパスタだが、ニョケッティとも呼ばれる) 作り、そして、アチュレッディ acciuleddi という特にカーニバルの時に食べられるサルデーニャのお菓子作り、さらに、ズッパ・ガルレーゼの作り方のデモンストレーション。

サルデーニャのドルチェ

アチュレッディ acciuleddi

アチュレッディは、形が三つ編みのようだが、実は三つ編みではない、難しそうに見えたが、目の前で作ってもらって一緒にやってみると不器用な私でも、意外と簡単で面白い。

アチュレッディアチュレッディ

多くのカーニバルのお菓子がそうであるように、からりと揚げてから、ハチミツをたっぷりと絡めて頂く。サルデーニャは、養蜂も盛んなので、ハチミツを使ったお菓子が多い。

そして、村、町ごとにレシピが違う、ズッパ・ガルレーゼ Zuppa Gallurese。サルデーニャでは、略してズッパと呼ばれることも多い。ズッパとは、パンなどにブロード(スープ)など液体のものを染み込ませた料理のことを指す。ズッパ・ガルレーゼ Zuppa Gallurese は、 ガッルーラ地方のズッパという意味で、サルデーニャ島北東部、ガッルーラ地方の伝統料理。地域ごとに使われるパンが違い、ブロードや調理方法が違う。サルデーニャの人とズッパのことを話すと大いに盛り上がるが、最終的には、みんな自分の村、町のズッパが一番だと頑なに信じて疑わない。

ズッパガルレーゼ

ル・ブラーヌの ズッパ・ガルレーゼは、普通のパンを使い、お肉のブロードには、自生のフェンネルfinocchi selvatici も入り、最後にオーブンに入れて焼き上げる。チーズがたっぷりと入り、お肉のブロードを使うのでかなり重い料理なのだが、ズッパ・ガルレーゼは、サルデーニャ料理の中の大好きな料理の一つ。どの地方のも、色々特徴があって美味しい。

アグリツーリズモ、ル・ブラーヌ Lu Branu では、通常のアグリツーリズモでの食事、宿泊の他に、このような料理教室も行っている。サルデーニャで料理体験をしてみたいという方、是非、お問い合せ下さい。

ランチは、ポルトゥ・クアトゥ Poltu Quatu のグランドホテル内にあるレストランで頂いた。サルデーニャの方言で、「隠された港」の意味を持つポルトゥ・クアトゥは、高級リゾート地、ポルト・チェルボのほど近くに位置し、花崗岩の岩々の間に隠れたように、マリーナ、ホテル、レストラン、アパートが建ち並ぶ。ポルト・チェルボ Porto Cervoからリーシャ・ディ・ヴァッカ Liscia di Vacca へ行く道は、何度通っても、何万年もの時を経てもたらされた花崗岩の織りなす風景に圧倒される。

ポルトゥ・クアトゥ

グランドホテル ポルトゥ・クアトゥ Grand Hotel Poltu Quatu のプレジデンシャル スイートのテラスからの眺め

ランチのあとは、ちょうど空いていた、プレジデンシャル スイートに案内して頂いた。テラスが素晴らしく、一同、優雅な気分に浸りながらも、写真を撮りまくり!

その後、ワイナリー、テヌーテ・オルビオス Tenute Olbios でのカンティーナ見学と試飲。

オルビオス

女性オーナー、ダニエーレが迎えてくれ、白ワインに対しては、コルクの産地のサルデーニャで敢えてコルク栓を使わず、ガラス栓を用いたこと、アルコールを飲めない人にもヴェルメンティーノを味わってもらうためにつくりだした、ジャム状のヴェルメンティーノのことなどを熱く語ってくれました。

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