昨日、10月26日から有効の首相令が日曜日に発表されました。とりあえずロックダウンは免れましたが、飲食店、学校などの制限があります。
最も大きくかわったところは、バールやレストランの営業が夜の18時までとなったこと。これには、飲食店関係者から強い抗議があり、イタリア各地で抗議運動が起こっています。
バール、レストラン
5時から18時まで営業可。
1つのテーブル席は4名まで。
24時までは宅配や持ち帰りは可能。
店舗
今まで通り開けて良い。
移動
仕事、勉強、健康上の理由など、必要な状況を除き、コムーネ(イタリアの市町村単位)から出ないことを「強く推奨」するが移動制限はない。
州を超える移動の制限もない。
家
家に友達や親戚を招かないように強く要請。
学校
高校は、75%以上、オンライン授業とすること。
結婚式など
屋内、屋外と問わず、披露宴、パーティの禁止。(前は30人まで招待できた)
サッカー・セリエA
観客の入場禁止。(前は 1000人までの入場が認められていた )
映画館、劇場
閉めなくてはいけない。
博物館
開けて良い。
見本市、サグラ(祭り)
国際的な見本市も含め禁止
この首相令は、11月24日まで有効。
春には、新型コロナの感染に関しては優等生だったサルデーニャ島でも、毎日、200人近い新規感染者が出るなど、感染拡大が続いています。
まだ、集中治療室がいっぱいにはなっていませんが、新型コロナウイルス患者を受け入れる病院では、入院するために救急車の中で4時間待たされたという話も聞きました。
どうか、感染が拡大しないように祈るばかりです。
10月は変わりやすいお天気でしたが、日曜日はは1日中あたたかく良いお天気でしたので、日頃の運動不足解消のためのトレッキングへ。
カーラ・ゴノーネから、カーラ・カルトエまで歩き、その後、昔のサルデーニャの羊飼いの小屋、ピンネッタを見るコースを歩いてから、カーラゴノーネまで戻りました。
およそ13kmのコース。
海沿いを歩くと、ちらちらとエメラルドグリーンの海が見えるたびに胸が高鳴るのがうれしい。
夏の強い日差しではないため、夏の海の色とは違いますが、秋冬の海沿いは晴れで風さえなければ、トレッキングにはちょうど良い気候です。
意外にも、石灰岩質のゴロゴロとした石のある急な斜面を登ったり下ったりのやや難しいコースだったため、カーラ・カルトエに着いたときは、汗びっしょりで、泳ぎはしませんでしたが海に飛び込みました。
水はもうひんやりと冷たかったですが、泳いでいるツワモノも1~2名いましたし、他にも海に来ている人たちがいました。
ピンネッタ、昔、使われていた羊飼いの小屋。特に、サルデーニャ島内陸部の人のアクセスが不便な場所にある。
羊飼いが一時的に夜寝るため、また、家畜の仕事のための道具の保管庫として、1900年代半ば頃まで使われていた。
土台は、石で丸く囲まれ、屋根は、円錐形にジネプロの枝でおおわれている。ヌラーゲ時代のヌラーゲの周囲にあったカパンナ(家)と同じようなつくりだ。
このピンネッタ、サ・ティントゥーラから数十メートル登ったところに、羊やヤギの搾乳場所兼、生まれたばかりの子ヤギを鷲などから守るための避難場所だったレチントも残っている。中は意外にも広い。