8月の付けが回ってきたサルデーニャ島、ベルルスコーニ元首相もコロナ陽性

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8月のバカンスで広がってしまった新型コロナウイルスの付けが回ってきてしまっているサルデーニャ島。
9月2日の新規感染者は73人。そして、亡くなった方も一人出てしまった。
亡くなった方は、78才の男性で持病があったとのことだが、およそ2か月間、サルデーニャ州ではコロナウイルスによる死亡者ゼロが続いていた。

7月には、新型コロナウイルスの新規感染者がいない状況も続き、ほぼ、コロナウイルスフリーの島であったのが、8月には、かなりのバカンス客がサルデーニャ島へやってきた。バカンスにサルデーニャ島を訪れる人が多いことはもちろんとても喜ばしいことなのですが、やはり、対策が万全ではなかった。
そのため、現在のサルデーニャ島のコロナウイスは、サルデーニャ島へ来る前に感染していた人々によって持ち込まれたもの。

2020年8月のサルデーニャ島のカリアリ、オルビア、ゴルフォ・アランチ、ポルト・トーレスの4つの港の利用者数は、110万4千人。
142万4千人の2019年の8月と比較して、2020年8月にフェリーでの旅行者数は、コロナウイルスの渦中にありながら、22%減だっだけだ。
ロックダウン中の2020年4月は、2019年4月と比較して、96%減だったことを考えると、驚異的な数字である。
イタリア本土の人は、サルデーニャ島へバカンスに来る際に、フェリーを使う人が多い。なぜならば、サルデーニャ島では車が不可欠だからだ。

そして、ベルルスコーニ元首相も新型コロナウイルス陽性であることが報道された。
サルデーニャの別荘でブリアトーリ氏と会ったあとの2回のPCR検査では陰性だったが、娘のバルバラ・ベルルスコーニ氏と息子のルイージ・ベルルスコーニ氏がコロナ陽性が判明したことから、再度検査を受けたようだ。
バルバラ氏は数日前から新型コロナウイルスの症状があったが、ベルルスコーニ元首相は症状がなく、アルコレの自宅で隔離をしながら仕事も続けている。(追記: その後9月3日にミラノのサン・ラファエーレ病院に入院。14日に回復し退院 )

9月2日のサルデーニャのコロナウイルスの状況です。
サルデーニャ州では、過去24時間に1907件のPCR検査が行われ、73人の新規感染者を確認。
現在、32人が入院しており、さらに5人が集中治療室にいる。872人が自宅隔離。

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