少しずつ日常が戻ってきた

メルカートカリアリ サルデーニャの日常

少しずつ日常が戻ってきた。
サルデーニャでは、新型コロナウイルスの新たな感染者がゼロまたは1名が続いている。
先週末から、海で泳ぐことやビーチで日光浴をすることもokとなり、晴天に恵まれた週末は、初めて自由にビーチへ行ける週末となったため、海へ行くことを待ちわびていた多くのサルデーニャの人々で賑わった。
私たちは所要があり、州内であれば自己宣誓書なしで、自由にコムーネ間の移動ができるようになったため、カリアリまで行ってきた。

カリアリへ行ったら朝ごはんのために、ほぼ必ず行くパスティチェリーア、ピエモンテーゼ。
店内には、2名までしか入れないため、外に人が並んでいたから、先に、イタリアで最も大きい屋内メルカートと言われる、メルカート、サンベネデットへ。
こちらも、入場制限があり外で、20人ほどの人が1メートルのソーシャルディスタンスを保ちながら並んでいた。

カリアリ市場

警備員がいて、人が出ると、入れてくれる。
メルカートの中は、きちんと人数を計算したかなと思うくらい、やや多めの人。
皆、マスクをしていること以外、コロナウイルス前と変わらない風景。

カリアリ市場

この辺りは、有料駐車場でも、車を停める所を探すのに苦労するので、買い物カート(ショッピングキャリー)を持ってくる人も多い。
私が、子供のころ、母はこれをゴロゴロさせながら、近所に買い物に行っていたなあと思いだす。
若い、溌剌とした女性や、かっこいい目の男性がカートを持って買い物をしているのが、サマになって、ちょっと後ろを振り返って見てしまう。

どこかでお昼を食べようと調べたが、5月18日から、レストランの営業が可となったのにもかかわらず、開いているレストランはごくわずか。
まだ、毎日のように規制がかわるため、レストラン側をしては様子見をしている。
カリアリでレストランがひしめく、マリーナ地区でも屋外のテラス席があるところが、数軒開いているのみだった。
なので、娘の友達がおいしいよと言っていた、ピザ屋さんが、珍しいことに昼間から開いていて、店内でのサービスはしていないけど、デリバリーはしているよ。とのことだったので、イタリアで初、デリバリービザを頼むことにした。オーダーは、deliveroo からしてねと言われたので、これまた初めて deliveroo というものを使ってみる。
今のデリバリーというのは、すごく進んでいることにびっくり。
何時に予約というのをすると、今、ビザを作っている最中ですとか、デリバリー中には、今、どこの道を走っていますとか、携帯の地図で教えてくれる。
あと1分で着きますという表示がでたので、窓の外を覗くと、自転車でくるのか、バイクでくるのかと思っていたら、車が止まって保温バックを後部座席から取り出した人が見えた。。
ピザは、焼き立ての熱々が食べたいから、デリバリーは敬遠していたのだが、熱々でカリッとしていて、ピッツェリアで食べるのと同じ味だった。

街中にも人が戻ってきた。
ほとんどの人がマスクをしている以外、遠目からはコロナ前と同じように見える。
店内や公共施設内に入るときは、マスクの着用が義務づけられている。
外では、ソーシャルディスタンスが保てればマスクをしなくても良いが、ほとんどの人がマスクをしている。

カリアリ


手袋に関しては、市町村によっては解除しているところもある。
コロナ前は、全くなかった、消毒ジェルのディスペンサーが店内などの入り口に設置されている。

ジャカランダの紫色の花が満開。
サン・セポルクロ教会の前にもジャカランダの木があった。
この教会の地下には、ちょっとおどろおどろしいが不思議なクリプタがある。

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