昨年の秋のヴェルメンティーノのイベント Benvenuto Vermentino で試飲し、とてもおいしかった Roccaia ロッカイアを作る Masone Mannu マゾーネ・マンヌをお客様と一緒に訪れました。
ロッカイアは、AISのワインガイド vitae 2016年版で 4viti を獲得した唯一のヴェルメンティーノでもあります。
ワインの美味しさもさることながら、こちらのカンティーナの魅力は、その雄大なガッルーラ地方の景色を堪能しながら、ブドウ畑をトラックの荷台に乗ってエノロゴに案内してもらうことができる点にあります。
この冬は雨が非常に少なかったのですが、それでも小さなせせらぎがあり、トラックで小さな小川を渡ったりしながら、それぞれのワインが作られる畑を見ることができます。
現在、有機農法に切り替えている最中とのこと。
60ヘクタールの敷地のうち、19ヘクタールがブドウ畑、30ヘクタールにはサルデーニャのもうひとつの重要な生産物である、コルクのためのコルク樫の木々が茂っています。
今回、試飲したワイン。
ペトリッツァ Petrizza – DOCG Vermentino di Gallura
ロッカイア Roccaia – DOCG Vermentino di Gallura Superiore
エントゥ Entu – IGT Isola dei Nuraghi
ペトリッツァは、畑やテロワールを表現したステンレスタンク熟成のシンプルなヴェルメンティーノ。
対して、ロッカイアは、比較的遅く収穫され、完熟した糖度の高いブドウを用いて、バリックで10か月熟成させます。
エントゥは、サルデーニャの土着品種、カンノナウとカリニャーノから作られる興味深い味わいの赤ワイン。
畑とカンティーナを案内して下さった、エノロゴのロベルトから直接ワインの説明を受けたり、質問したりしながらワインを試飲できます。
試飲ができる部屋からの景色は、雄大。