始まらない学校

イタリア高校教科書 サルデーニャの日常

サルデーニャ州の学校は、今日、9月22日から始まる予定でした。
予定でしたと過去形で書いているのですが、サルデーニャの多くの学校が今日から始まっています。
しかし、次女の高校から昨日メールがあり、新年度は、来週の9月29日からに延期となったというお知らせが。。
サルデーニャの新聞でも、娘の高校のあるオルビア市は、市長が新学期をが1週間延期したとの報道。

イタリアの幼稚園から高校は、9月が新学期となり、例年は通常、9月中旬に始まります。
毎年、始まる日が違い、各市町村によって、そして、各学校によって、日にちが違う場合も多くあります。
今年は、新型コロナウイルスの影響で、旅行業界が大打撃を受けたことなども考慮して、イタリアの他の州よりもおよそ1週間遅れの9月22日に新学期を始めるということは、だいぶ前から伝えられていたのですが、やはり、予想はしていましたが、22日には始まりませんでした。

学校の再開にあたって、先生や学校で働く人は皆、PCR検査または、抗原検査を受けること、とされていたのですが、検査を受けた人がまだ、少ないためというのが理由の一つのようです。
今のところ、各クラスに一人でもコロナ感染者が出れば、すぐに学級閉鎖や学校閉鎖になりそうなのと、その家族は隔離措置をとらなければいけなくなりそうなので、800人ほどの生徒が通う娘の高校がどうなるのかはとても心配です。
ロックダウン中から、学校に戻りたい、行きたいと、娘は学校の再開を楽しみにしているのですが、始まった途端に、すぐに閉まってしまうのではないかと大方の人が憂慮しています。杞憂に終わればよいのですが。。

そして、今日は、サルデーニャ内陸部の小さな村でのクラスター発生というニュース。
サルデーニャ内陸部のほぼ、観光客など来ないような人口2300人の小さな村、オルーネ村で52人の感染が確認されたため、村はセミロックダウン。
バールやレストランは24時間、閉鎖。村から出ることも必要がない場合は出てはいけなくなったとのこと。
もちろん学校も始まらず、オルーネの学校は10月5日に開始予定。 明日からオルーネの住人全員を対象として、PCR検査をするそうです。
まだ、サルデーニャは、8月の影響を引きずっています。
私も小さな村に住んでいるので、村から出られなくなったら、大変。

9月22日のサルデーニャのコロナウイルスの状況です。
サルデーニャ州では、過去24時間に2,183件のPCR検査が行われ、53人の新規感染者を確認。
現在、96人が入院しており、さらに21人が集中治療室にいる。1,606人が自宅隔離。

イタリア全体では、14人の方が亡くなり、過去24時間以内に8万7,303件のPCR検査が行われ、1,392人の新規感染者を確認。

写真はイタリアの教科書。かなり分厚いです。
参考書などはほとんどなく、ほぼこの教科書だけで、勉強します。
イタリアは16才までは義務教育ですが、中学校から教科書は有料。教科書は結構お高く、1冊30ユーロ以上する教科書もあります。

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