サルデーニャ島とローマ、ミラノを結ぶ航空会社がボロテア航空に

サルデーニャ島への行き方 イタリア・サルデーニャ島

夏の間は、ヨーロッパ中の多くの都市とサルデーニャ島を結ぶ便があるのですが、シーズンオフの秋冬になるとガタンと空の便が少なくなります。でも、秋冬にもサルデーニャ島を訪れる人はいますし、我々のようにサルデーニャ島に住んでいる人も、イタリア本土へ行くこともあるので、秋冬のシーズンオフでも、サルデーニャ島の3つの空港、オルビア空港、カリアリ空港、アルゲーロ空港と、ローマのフィウミッチーノ空港とミラノのリナーテ空港を結ぶ定期便が、各空港それぞれ、1日に3~4便あります。この定期便は、continuità territoriale と呼ばれ、サルデーニャ州のようにイタリア本土へ行くためには航空便を使う必要がある州の住民のための一種の公共サービスとなっていて、サルデーニャ島生まれの人、サルデーニャ島に居住している人々には、年間を通じて、預ける手荷物を含めて一定の料金及び、直前までキャンセル可などの便宜がはかられています。


今まで、サルデーニャ島とローマ・ミラノを結んでいる便は、エアー・イタリー(旧メリディアーナ航空)やアリタリア航空だったのですが、ITAとなったアリタリアとの交渉がうまくいかず、10月15日から、スペインのローコストエアライン、ボロテア航空 Volotea が、サルデーニャ島のカリアリ空港、アルゲーロ空港、オルビア空港とローマのフィウミッチーノ空港とミラノのリナーテ空港を結ぶこととなりました。サルデーニャの continuità territoriale として初めての外国のエアライン、しかも、初めてのローコストエアライン。

10月15日の最初の便では、サルデーニャ島在住の人々には手荷物が無料となるはずなのに、予約システムがまだ調整されていなくて、LCC航空なので手荷物の料金を払った人がいるなど、少しの混乱があったとの新聞記事を読みました。

10月18日からは、ボロテア航空が、週に266便、サルデーニャとイタリア本土を結ぶことになります。このボロテア航空との契約は、来年2022年5月まで。

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