というタイトルをつけましたが、私は全く霊感などはないです。
中高はカトリック、大学はプロテスタントの学校に通いましたが、どんな宗教にも属していません。
ただ、リラックスできる場所やいわゆるパワースポットなどには、ちょっと興味があります。
というのも、サルデーニャの遺跡のある場所、聖なる井戸 (ポッツォ・サクロ) や巨人の墓 (トンバ・ディ・ジガンティ) を辿っていくと、聖なる場所であると捉えられてることが多いからです。
サルデーニャの遺跡といえばヌラーゲが有名なのですが、ヌラーゲの時代より少し前の時代(紀元前1800年頃)から、ヌラーゲ時代(紀元前1600年頃から紀元前1000年頃)にサルデーニャで多くつくられたものに、巨人の墓 (トンバ・ディ・ジガンティ)というものがあります。
巨人の..という名前は、昔から言われている表現で、特に中央部分の一枚石の巨大さに由来します。(トンバはお墓という意味です。)
集落の長など、その時代の権力者のお墓のため、そのような表現をされているという説もありますが、共同墓地であったという説が有力です。
4千年近くも前にこのような大きな石を持ってきて、細工して、ということにも驚かされますが、実は、このトンバ・ディ・ジガンティはパワースポットとも言われています。
特に、この Tomba di giganti di Li Mizzani は、別名、病を治すトンバ、とか、エネルギーのトンバも呼ばれています。
トンバ・ディ・ジガンティは、大きな石碑が半円を描くように並んでいて、真ん中の石碑が一番高く、端にいくにしたがって低くなります。
中央の最も高さの高い石碑の下には、小さな扉があります。
この高い石碑がエネルギーを受け取るアンテナの役割を果たしていると考える人もいるようです。
20分から30分、静かに座ったり横たわったりすると良いそう。
聞こえるのは、鳥のさえずりと風の音だけ。ひっそりとした静かな場所で、少しの時間、横たわってみました。
奥で寝転んでいるのがワタシ。
お墓でリラックスというのも変ですが、この平和な静けさは、やはりサルデーニャならではのもの。
坂道をぐんぐん登ってきて、なぜ、こんなところに4千年近くも前に人々がトンバ・ディ・ジガンティをつくったのか?と不思議さに包まれます。
車を停めた野原には、カルドの花でいっぱいでした。(このカルドの花からとれるハチミツもおいしいです。)
また、こちらへ行くための坂道からの景色は、ラ・マッダレーナ諸島なども見渡せて、とてもすてきでした。
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