新型コロナウイルス禍に見舞われている、イタリア。7月までは、ほぼコロナウイルスフリーだったサルデーニャ島も例外ではありません。
一日あたりの新規感染者数が、300人を超えるなど、サルデーニャ島でも3月よりもひどい状況となっています。
8か月以上も新型コロナウイルスに怯えながら生活をしていますが、やはり息抜きは必要。
色々な規制が多い中、唯一といってもよいほど残された息抜きは、自然の中を歩くこと。
人口密度が低く、山あり海ありの手付かずの自然も多く残されているサルデーニャ島には、トレッキングに適した場所がたくさんあります。
11月とは思えないくらい天気の良い、暖かな日の午後に、夏は、夏はヨーロッパ中から美しい海を求める人々で賑わう、カーラ・ディ・ヴォルぺからリッシャ・ルイヤ・ビーチまでエメラルド海岸(コスタズメラルダ)のビーチ沿いを歩いてみました。
ビーチ沿いを歩くとはいえ、ガッルーラ地方特有の花崗岩に囲まれたビーチ沿いなので、ゴツゴツした岩の上も歩くため、トレッキングシューズをはいた方が無難です。
ビーチでは、水着を着て日光浴をする人や、釣りをする人がチラホラ。
夏の喧騒が嘘のようで、このような静かなサルデーニャ島も好きです。
夏には、車を停める場所を探すのが大変なのですが、カーラ・ディ・ヴォルぺ前の駐車場(もちろん今の季節は無料)は、私の車の他に1台とまっているだけでした。
新型コロナウイルスの感染拡大をうけ、明日、11月6日から有効の首相令が発令されました。
今回の変更点は、
・夜22時から朝の5時までの夜間外出禁止(仕事、健康上の理由の場合を除く)
・イタリア国内を新型コロナウイルス感染の危険度に応じて3つのゾーン、赤ゾーン、オレンジゾーン、黄ゾーンに分けたこと。(サルデーニャ州は、黄ゾーン)
・大型ショッピングセンターを土日に閉鎖。
・博物館、美術館も閉鎖される。
サルデーニャ州は、赤、オレンジ、黄のなかでは、最も規制の緩やかな黄ゾーンだが、1日あたり300人前後の新規感染者が続き、安心はできない。
赤ゾーン: ロンバルディア、ピエモンテ、カラブリア、ヴァッレダオスタ
オレンジゾーン: プーリア、シチリア
黄ゾーン: 上記、赤ゾーン、オレンジゾーン以外の州
赤ゾーンとオレンジゾーンは、ほぼ、春のロックダウンの時と同じ状況だ。仕事や健康上の理由を除き、住んでいるコムーネ(イタリアの市町村単位)から出ることができない。
また、自己宣誓書が復活した。自己宣誓書は、22時から5時までに外出する場合と、赤ゾーン、オレンジゾーンへ移動する場合に必要となる。
赤ゾーンとオレンジゾーンでは、レストランやバール、店舗も閉まる。黄ゾーンでは、レストランやバールは18時に閉めなければならないが、22時まで持ち帰りの営業は認められている。
春のロックダウン時と違うのは、美容院と理容院は営業して良いことと、幼稚園、小学校、中学校が開いていること。ただし、教室内でもマスク着用義務。
公共交通機関は50%までしか乗客を乗せることができない。
高校は、100%リモート授業となる。
この首相令は現在のところ11月6日から12月3日まで。