もう天気予報を見なくても良いくらい、毎日晴れの日が続き、暑い日が続いています。
時々行く海は、何度行っても、高揚感を覚えるほど、きれいな水の色。
6月30日から、観光及びビジネス目的を含み、EU域外からのイタリア入国への段階的解除が始まり、日本を含む15か国が解除対象国となりました。
イタリアへ入国が可能になった、日本を含むEU域外の15か国は、アルジェリア、オーストリア、カナダ、グルジア、日本、モンテネグロ、モロッコ、ニュージーランド、ルワンダ、セルビア、韓国、タイ、チュニジア、ウルグアイ、中国で、アメリカやロシア、インド、ブラジルは含まれていません。
ただし、現在のところ7月14日までは、14日間の予防的自己隔離措置と健康観察が義務付けられています。
以下が、在イタリア日本国大使館から送られてきたメールの内容です。
●6月30日,EU理事会は,EU域外からの入域制限の段階的解除に関する勧告を採択して公表しました。同勧告には,日本を含む15カ国が解除対象国として共通リストに掲載されていますが,制限解除の具体的方策は各EU加盟国に委ねられています。
●イタリアにおいては,この勧告を受けて,保健省命令を発出しました。
保健省の発表によれば,EUによる共通リストで指定されたうちの(相互主義に基づく中国を除く)14カ国からイタリアへの往来が自由となりましたが,シェンゲン域外から来る全ての人に対しては,既に実施されている予防的自己隔離措置と健康観察を維持するとされています。すなわち,同命令により,ビジネス目的及び観光目的を含む日本からイタリアへの渡航についても規制がなくなりましたが,自己隔離措置と健康観察は維持されています。
●なお,6月11日首相令により,予防的自己隔離措置と健康観察は7月14日まで継続とされていますが,7月15日以降の措置については,次の首相令により定められることになります。
●欧州地域における人の往来は緩和されますが,引き続き,新型コロナウイルス感染防止に努めることをお勧めします。
そんな折り、サルデーニャで2つの対照的なニュースがありました。
一つ目は、7月1日、アメリカのパスポートを持つ5人を含めた11人の観光客が、コロラドからカリアリのプライベートジェット専用の空港へ到着してイタリアへ入国できなかったニュース。
プライベートジェットでサルデーニャへ旅行に来るくらいだから、当然、ものすごいお金持ち。
ヴィッラシミウスで、別荘を借りてサルデーニャ島でのバカンスを過ごす予定だったそうです。
なんとかサルデーニャ島でのバカンスを過ごしたく、各政府機関にまで連絡を取ったらしいのですが、イタリア内務省が、イタリアへの入国を拒否したため、その日の夜遅く、またプラーベートジェットで旅立っていきました。
11人の中には、サルデーニャ島オリスターノ出身の女性や、ニュージーランド人、ドイツ人なども含まれ、アメリカ人以外は、14日間の自己隔離措置をとればサルデーニャ島に滞在することはできたのですが、やはりグループ旅行だったため、みんな一緒にサルデーニャ島を後にしました。
このニュースを聞いたサルデーニャの人々の反応は、新型コロナウイルスのため旅行客が激減している中、お金持ちの観光客は大歓迎なのに、それを突きはねた措置でがっかりする人。お金持ちだからって、規制をきちんと守ってねという人。
ソリーナス州知事は、ケースごとに柔軟な判断してほしかったと前者の意見よりの見解を述べました。
二つ目は、 100人以上のアルジェリア人が、サルデーニャ島南部の海岸に上陸したニュース。このところの天候の良さも後押しして、ボートでサルデーニャ島へたどり着く難民の人々が増えています。
アルジェリア人は、すぐに全員、モナスティールの難民収容センターに保護されましたが、その中には、2人の新型コロナウイルス陽性の人も含まれていたことが判明。
陽性の人はもちろん、全員隔離措置をとっているとのこと。
サルデーニャ島内では、新型コロナウイルスが、一応の収束を保っている時のどちらもEU域外からサルデーニャ島へ来た人々。コロナウイルスだけではなく、世界的な様々な問題も解決してほしいと願うばかりです。