アルゲーロ空港からほど近い所に位置する、およそ550ヘクタールのブドウ畑をもつ、サルデーニャ島で最も大きなワイナリーの一つである、セッラ&モスカ Sella & Mosca。
フラッグシップワインのマルケーゼ・ディ・ヴィッラマリーナ Marchese di Villamarina 、そして、ほぼ、セッラ&モスカでのみ栽培されている土着品種、トルバート Torbato から作られるスプマンテと白ワインが有名。Alghero Torbato Terre Bianche Cuvée 161 は、ワインの評価本、ガンベロロッソ2018で、トレ・ビッキエーリを獲得しています。
昔は、ワイナリーで働いていた人々のための小学校や住居もワイナリーの敷地内にあったそうです。小さな教会が現在も残っています。
ワイン貯蔵庫の下には、井戸があり、昔は、管を通してワイン貯蔵施設を冷やす空調設備としても使われていたという。
セッラ&モスカのエノロゴ(醸造家)、ジョヴァンニ・ピンナ氏に、ばったりお会いした。ピンナ氏は、私が、サッサリ大学で醸造学をかじっていた時の醸造学の教授でもあった。恥ずかしくて私から挨拶をできないでいたら、なんと教授が、私のことを覚えていてくれて、挨拶をしてくださった。「この夏、日本へ行くんだー。昨年も日本へ行ったんだよー。」その会話の2か月後に、お客様から、Line でピンナ教授と一緒の写真が送られてきてびっくり!日本へセッラ&モスカのワインのプロモーションへ行かれていたようです。
こちらは、2010 年に大学の課外授業でピンナ教授の直々の案内でセッラ&モスカを訪れ、ラボラトリーまで見せて頂いたときの写真。8年経っても、全くお変わりありません!
1903年に、ブドウ畑を開拓していた時に、発見された紀元前3500年前に遡る、ネクロポリス遺跡、アンゲル・ルージュ Anghelu Ruju。
2018年のイタリアソムリエ協会のワインガイド、Vitaeでは、4viti及びタストヴァンの印をもらった、カンノナウ品種から作られるリクオローゾワインのアンゲル・ルージュ Anghelu Ruju は、このネクロポリス遺跡の名前に由来する。
ワイナリー見学はじっくりと1時間ほど。その後、グラスあたり、2,50から5ユーロで、試飲もできます。