2020年夏 サルデーニャ島のバカンスは安全なのだろうか?

サルデーニャ島ヨット サルデーニャのビーチ、海

連日、快晴の暑い日が続いているサルデーニャ島。
最後に雨が降ったのがいつか覚えていないほど、晴れの日が続いている。
気温もぐんぐんと上がってき、今週からは35度を超える日も続く。
しかし、湿度が低いのでクーラーなしでもなんとか生活できる。
サルデーニャ島特有のマエストラーレと呼ばれる強い北西風も吹かず、海でのバカンスには絶好の天気が6月からずっと続いている。
今年の6月7月に、サルデーニャ島にバカンスに来た人は、天候の面ではパーフェクトだったと思う。
強いマエストラーレが吹きまくったり、急な夏の大雨が降ってしまう夏もあるからだ。

そして、新型コロナウイルスのため、旅行を見送る人も多いため、いつもは混雑する有名なビーチも比較的ゆったりしている。
また、超有名ビーチは、人数制限をしているところもあり、例えば、サルデーニャ島で最も有名なビーチのひとつであるペローザは、今年からビーチへ入るためにウェブサイトから予約をすることができるようになった。
そして、サルデーニャでは初のケースとなると思うが、ペローザビーチは、入場料をとる。この入場料は、ペローザビーチのあるスティンティーノのコムーネ(イタリアの市町村の単位)が受領し、ビーチの保護や清掃に充てられるそうだ。
先に予約できるから、一人当たり、3.50ユーロで、着いてから、入れませんと言われるリスクがなく、タオルを敷く場所もないほど混んだビーチでストレスを感じることもないのは、個人的には良い仕組みであると思う。

ペローザビーチの予約ウェブサイトはこちらです。

毎年、世界中の有名人や超大金持ちがバカンスを過ごしにサルデーニャ島にやってくるが、今年も新型コロナウイルスが心配な中、歌手のビヨンセやイタリアの有名なインフルエンサーのキアラ・フェッラーニが家族と一緒にバカンスを過ごすためにサルデーニャ島へやってきた。

ここ数年、毎年サルデーニャ島へバカンスに来ているビヨンセも夫のジェイ・Zとともにスーパーヨット Alfa Nero で、コスタズメラルダへやってきました。
6船室、26名のクルー、3つの食事室、プールやディスコも備えた80メートルのスーパーヨット Alfa Nero が、ホテル、カーラディヴォルぺを望む湾で見られたそうです。

キアラ・フェッラーニの旦那さんのイタリア人ラッパーで、こちらもイタリアでは超有名なフェデッツと共に、家族の写真も満載で、インスタグラムに投稿している。

また、数年前からイタリアでも大ヒットしている、スペインのテレビドラマシリーズ、「ペーパーハウス」のリオ役の俳優ミゲル・エランが友人たちとサルデーニャ島でバカンスを楽しんだ。
リヴォルノからオルビアへ船で着いた俳優ミゲル・エランは、私も時々利用するガソリンスタンド兼バールに立ち寄り、朝食をとったあと、オロセイに行き、そのあと、バイアサルディーニャの有名な屋外ディスコ、フィー・ビーチ。
そして翌日は、ラ・マッダレーナ諸島へ。

ペーパーハウスで用いられた曲 “ベッラチャオ” を居合わせた人は大合唱

コスタズメラルダ方面へ行くと、たくさんのヨットがエメラルド海岸の海に浮かんでいる。
中には、ヘリポート付きの巨大なヨットがあり、ヨットからヘリコプターで移動したりする人々もいる。
世界で何番目に大きいヨットが今年もやってきた、というような話題が新聞記事にも現れる。

ウィンストン・チャーチル首相とフランクリン・ルーズベルト大統領がこの船上でヤルタ会談の準備をしたSS Delphine号。
79メートルのスーパーヨットが、サルデーニャ島北東部のゴルフォアランチで満タンに給油したとの記事も。
なんと、18万リットルものガソリンを給油した。
現在は、1週間で40万ユーロ(およそ5千万円)からの超豪華な地中海クルーズのために用いられているそうです。

サルデーニャの2つの県(プロヴィンチャ provincia)のヌオーロとオリスターノでが、新型コロナウイルスフリー(Covid-19 free)の県となったという世界保健機構が発表したニュースを読んで、少し安心していたら、その3日後の7月22日にヌオーロ県で新規感染者が2名確認されたというニュース。
7月19日の時点で、イタリアで、新型コロナウイルスフリーの県は、3つあり、サルデーニャのオリスターノとヌオーロの2つの県のほかは、カンパニア州のベネヴェントだけでした。
新型コロナウイルスフリー(Covid-19 free)とは、新型コロナウイルスの潜伏期間とされる14日間のサイクルの2回分の、28日間、新たな感染者がいない状態を意味します。
そして、昨日は、パラウでコロナウイルスの新規感染者が確認されたとのニュース。パラウの新規感染者は、旅行客であるとの報道。

7月29日現在のサルデーニャのコロナウイルスの状況です。
入院患者は3名。集中治療室の入院患者数はゼロ。
20名が自宅で、隔離措置。
新型コロナウイルス発生から、サルデーニャ州では、105003回のPCR検査が行われている。
一進一退が続いています。

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